安心して預けられる老犬ホームを見分けるポイント
急増してきた老犬ホーム
近年飼い主様の高齢化や、犬の寿命が延びたこともあり、日本全国で『老犬ホーム』の数が急増しています。
多数の施設の中から皆さまはどのような基準で老犬ホームを選ばれますか?
一番大切にしたいことは何か?
『老犬ホーム』に愛犬を預けようと思った際に【数ある施設の中からどの老犬ホームを選べばいいのか?が分からない】という声をよく聞きます。
まず選択の基準としてあげられるのが
- 施設の利用料金
- 施設の所在地
- 施設自体の質
- 1頭辺りのスペース
- 対応スタッフの質・人数
- 24時間対応の有無
- 愛犬の状態の報告頻度
その中で何を一番重要視するかは飼い主様・依頼主様次第です。
老犬ホーム・施設の利用料金について
施設を選ぶ際に【金額】を一番重要視される方が多いです。現実問題施設に支払える総金額は個人差があり、料金を全く考えない方はほぼいないのではないでしょうか?老犬ホームの利用利用金は、日額プラン、月額プラン・年額プラン・生涯一括プランなどがあります。
愛犬の年齢や健康状態を考え、どのプランが一番合っているのかをしっかりと【計算】してプランを決めてください。
お試しやショート期間のお預けを考えている方なら『日額プラン』を利用される方が多いです。
しかし長期預かりや終生預かりを考えて場合は、生涯一括プランが一番利用しやすい金額設定になっている施設が多いです。
多額の利用料金を払ったにもかかわらず、万が一早期に愛犬が死んでしまった際に、予め定められた規定により利用料金を『返金』してくれる施設を選ぶことをおススメします。
施設の所在地
施設の所在地については、飼い主様が健康でいつでも愛犬に逢いに行ける環境ならば、自宅が近い施設を最優先にされるでしょう。施設が電車や車などで比較的簡単にいける距離であれば、出来るだけ時間をつくり逢いに行きたいと思われる飼い主様が多いすです。
しかし事情によっては愛犬に逢いに行くことが出来ない場合も多々あります。その場合は施設の場所を基準に考えるのはなく、他の要素を重要視される方が多いです。
施設自体の質
しっかりと確認が必要なのは、施設自体の質です。プレハブや簡単に作った小屋などでは暑い夏や寒い冬に快適な暮らしをすることができません。
住宅の一部や、既存の店舗等を使用している施設では、冷暖房完備や防音をしっかりとしているのかも大切なポイントです。
また犬が自由に動き回れるスペースや、ドッグラン等も必要です。
1頭辺りのスペース
施設が愛犬がいかに快適に穏やかに過ごせるか?それは施設が1頭辺りどれくらいのスペースを用意しているかによって変わってきます。犬が自由に動き回れる個別スペースを提供してくれる施設がベストです。
施設によってはキャリーやケージを3段ほど積み上げて、それを個別スペースとしている施設がありますが、それでは犬は快適には暮らせません。
老犬ホームの紹介サイトで施設内を紹介していていることがありますが、個別スペースやケージの写真は余りありません。
それはなぜか?
施設内のことを本当に知りたいと思うのなら、直接老犬ホームのオフィシャルサイトを見ることが大切です。
オフィシャルサイトでも個別スペースについて余り説明がなされていないのなら、見せることを躊躇していると思った方がいいかも知れません。
本当に自分の施設設備に自信をもっている老犬ホームは、しっかりと施設内の写真を掲載しています。
対応スタッフの質・人数
やはり愛犬のお世話を頼むうえで必要なのは、対応スタッフの質が高いことです。老犬介護の仕事は『犬が好きだから』と思っているだけでは出来るものではありません。
排泄や食事の手助け、寝返りの補助など『老犬』の状態をしっかりと把握し、それに対応できる知識を持ったスタッフが絶対に必要です。 経営者や管理者はある程度の知識や資格を持っている人が多いですが、全てのスタッフが資格を持っている訳ではないことを知っておいてください。
またスタッフの質がいくら高くても、一人当たり何頭の犬を担当するのかによって状況は変わってきます。
多頭数お預かりしている老犬ホームなら、スタッフが何人いて、1人で何頭お世話しているのかを確認することが大切です。
24時間対応の有無
愛犬を安心して預けるには24時間お世話に対応してくれるのか?老犬ホームなのに営業時間が『 ●時 ~ ●時 』と決まってきて、夜間などの時間帯にスタッフが全くいなくなる施設もあります。
重篤な犬がいる場合はスタッフが泊まり込みします、といわれても、老犬の場合は重篤な状態でなかったとしても、体調が急変して亡くなってしまう犬も少なくありません
そのような場合を考えると、やはり普段からスタッフが24時間駐在している施設を選ぶことをおススメします。
24時間対応の有無
愛犬を施設に預けて一番気になるのが『愛犬は穏やかに暮らしているのか?』『きちんとお世話をしてもらっているのか?』ではないでしょうか?愛犬の施設内での状態を確認する方法は、施設からのメールや手紙での報告、ブログやSNSでの記事による報告が主流です。
しかしその頻度は施設によって様々で、毎日という施設もあれば月に1度という所もあります。
愛犬の状態をしっかりと把握するのは飼い主様の仕事です。出来るだけ報告の頻度が多い施設を選ぶことが賢明です。
また最近では『Webカメラ』を設置している施設も増えてきました。
24時間Webカメラが撮影してる動画を、国内海外問わずアプリ等を利用して、リアルタイムで確認することが出来ます。
飼い主様に愛犬の状態をしっかりと確認してもらいたい、との考えを持っている施設は本当に老犬介護といる仕事に従事し、心から犬を愛しているスタッフだと思っても間違いはないかと思います。
実際に施設を見学することも大切です
ここまで施設を選ぶためのポイントをいくつかご紹介しました。老犬ホームのオフィシャルサイトやパンフレット、また施設側が料金を払って情報を掲載してもらっているポータルサイト等で気に入った施設を見つけた場合、可能な限り施設を見学されることをおススメします。
写真やテキストでなら、劣悪な施設でも素晴らしい施設だと思わせるようにすることは可能です。
大切な愛犬を預ける施設です、しっかりと本当の状態を確認することが最も大切です。
安心して愛犬を預けることができる施設を見つけてください。
気に入った施設には直接お問合せください。
- 老犬介護士